人はなぜ甘いものを求めてしまうのでしょう。単に" おいしいから "という理由もありますが、どうしても"あまいもの"を欲してしまう時はありますよね。ドラマ見ながら食べたいな、デートで食べたいな、勉強で集中したい時などさまざまな場面で"あまいもの"を食べたくなりますよね。スイーツと言えばフランスやイタリアなど洋風ですが、日本人も"大福"や"どら焼き"など古くから"あまいものを食べています。なぜ欲してしまい、惹かれてしまうのか。調べてみました!
あまいものの持つ性質
1.エンドルフィン
"あまいもの"を食べると脳内のβ-エンドルフィンが増え気持ちが落ち着きます。その効果で不安やイライラ感を和らげることもできます。エンドルフィンはストレスの軽減や心身のリラックスさせる作用がある物質です。種類は3つあり、アルファ、ベータ、ガンマです。特にベータ・エンドルフィンは苦痛を取り除く時に発生します。マラソンの辛い時にランナーズハイになり快楽になるという事がありますが、これはエンドルフィンによるものだったのです。"あまいもの"を食べる="エンドルフィンが増える"つまり、幸せな気持ちになる、辛い気持ちが薄くなるのです。
あまいものが食べたくなる理由
1.女性だから
女性は甘いものが好き!というのは小学生くらいの時から自然に知ることのひとつではないでしょうか。女の子がミルキーをもっていて、それをもらえた時はとても嬉しかったものです。女性の"あまいもの"好きは、生物上の理由があります。それは"幸せな気持ち"、エンドルフィンホルモンです。男性より女性の方がこの"エンドルフィン"に対する反応が高いのです。女性の子供を産むという身体的理由より、エネルギーを欲する身体なのだす。産むだけでなく授乳など男性よりエネルギーが必要な身体ですよね。だから女性の"あまいもの"が好きというのは自然の摂理です。
2.飽食の時代
いやいや男性も好きだけど?という時代ですよね。スイーツ男子などという言葉もありますし、私もそのひとりです。その理由は現代が"食が豊富な時代"だからです。食に困るということより、高価なレストランでおいしいものを食べることがスタンダードになってきましたよね。様々な文化の食べ物をひとつの国で食べることができます。素晴らしい時代です。マクドナルドのビックマックなど世界中で食べることができますね。それほど"食"が豊富なのです。特に日本は豊富な国のひとつですね。なので男性も【安全】かつ【高カロリー】な食べもので、手軽に幸せな気持ち=エンドルフィンを味わう人が増えてきたのでしょう。
3.疲れた心と身体
疲れたときにあまいものが欲しくなりませんか。それは疲れた心と身体があまいものを欲する理由があるのです。身体的にいうと血液中のブドウ糖が不足すると、脳に十分な栄養が行きわたらなくなります。まさに脳が甘いものを欲している状態です。脳のエネルギーは糖質だけです。脳が欲するエネルギーは全体の20%を占めます。1日仕事をして疲れたと感じる時は"手や足だけでなく脳"も疲れているのです。だから"あまいもの"を欲するのです。
あまいもののデメリット
1.疲れが取れない?
あまいものはエネルギーの補給ですが、疲労回復ではありません。接種すると一時的に血糖値があがり、精神的に満足します。疲労回復に必要なビタミンやンミネラルを取らず、あまいもの継続して食べてしまうとビタミン/ミネラル不足となり疲労回復しません。つまり、疲れが取れない身体になります。
2.中性脂肪に変わる
疲れたからといって食べ過ぎはよくありません。単にエネルギーを消費できないからです。エネルギーとして使用されなかった糖質は中性脂に変わります。覚えておきましょう。テストに出ます!
まとめ
あまいものの適量は「ご褒美」になります。しかし、やめられない過剰摂取は「依存」という悪循環に。程よいお付き合いが大切になるのです。ほどよい距離感、つまり大切な人と同じですね。大切にしましょう!長くなりましたが、読んでいただきありがとうございました。